書名出版社著者一言
GOTH 角川書店 乙一 殆ど面識のないクラスメート「森野」の持ってきた一冊の手帳。
そこには巷で噂の連続殺人の詳細が載っていた・・・。
そんな事件から始まるこの作品。
ちょっとした猟奇的な作品になってます。
暗いところで待ち合わせ 幻冬舎文庫 乙一 ある日、青年は殺人の濡れ衣をかぶせられる。
そして盲目の少女が一人暮らししている家に逃げ込んで・・・。
こうして二人の奇妙な共同生活が始まる。
この話はちょっといい話です。
別の作品も読んでみたいと思わせる作品だと思います。
暗黒童話 集英社 乙一 眼球に纏わる物語。
ちょっとしたことから片目と記憶をを失ってしまった少女。
移植した片目は、時々知らない光景を映し出す。
その映像の一つに、行方不明になっている少女が映っていた・・・。
夏と花火と私の死体 集英社文庫 乙一 「夏と花火と私の死体」と「優子」の2作が収録。
「夏と花火と私の死体」は独特の一人称で語られる。
幼さ故の嫉妬から友人を殺してしまった少女。
その少女が、兄と共に死体を処理しようと奮闘する。
死体の隠し方は実に巧妙で、ギリギリで見付かるんじゃないか、とハラハラさせられる。
「優子」はちょっと昔の田舎が舞台。
良家に奉公している少女は、そこの主人の奥方を見たことがない。
ある日、ひょんなことから主人の部屋に入ってしまう。
そこで少女は奥方の正体を見てしまう・・・。
最後は「まさかそんな展開が!?」的な驚きが待ってます。
失踪HOLYDAY スニーカー文庫 乙一 「しあわせは子猫のかたち」と「失踪HOLYDAY」の2作が収録。
「しあわせは子猫のかたち」は、ちょっとハートフルな作品。
大学入学を期に、一人暮らしを始めた人間嫌いの主人公。
この一人暮らし先には、つい先日まで人が生活していたような雰囲気があった。
時間が経つにつれ、主人公は奇妙な違和感を感じるようになる。
家に人がもう一人いるような、そんな違和感の正体とは・・・?
「失踪HOLYDAY」はちょっと微笑ましい作品。
品ごく生活を送っていた少女の母が、ある日突然裕福な家の主人と再婚した。
しかし、その母が死去してしまい、義理の父は別の女と再婚する。
その女と愛称の会わない少女は家出をしてしまう。
家で先は何と、屋敷の離れの使用人の部屋だった。
そこから屋敷の騒動を観察する少女だったが、事態は思わぬ方向へ・・・。
ZOO 集英社 乙一 「カザリとヨーコ」「血液を探せ!」「陽だまりの詩」「SO-far そ・ふぁー」「冷たい森の家」
「Closet」「神の言葉」「ZOO」「SEVEN ROOMS」「落ちる飛行機の中で」の10作品が収録。
一つ一つ書いていくと大変な量になるので、「ZOO」について書きましょう。
毎朝郵便受けに一枚の写真が入ってる。
その写真は、恋人の死体が腐っていく様子を写したものだった。
世間では行方不明ということになっている恋人。
誰が写真を撮って、何のためにそれを郵便受けに投函するのか。
主人公は犯人探しに奔走するが・・・。